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手が小さい方のためのゲーミングキーボードの選び方

手の大きい欧米人向けの製品が多いゲーミングキーボードは、日本人の手が小さい方には使いにくい面があります。今回は、そうした手が小さい方向けのゲーミングキーボードの選び方をご紹介します。

ゲーミングキーボードはやや大きい造りが多い

手で使うキーボードも、本来は洋服や靴のように、手のサイズに合わせてサイズがあるのがベストですが、現状では手のサイズを考慮した製品少なく、特にゲーミングキーボードは主要なユーザーが海外の男性のため、大きめのキーボードが多くなっています。

手が大きい方は指も長いため、センターポジションを取った時に無理せずに上下左右にタイピングが出来ますが、小柄な方は手が小さく、指も短いため、タイピング時に手の移動が増えてしまうというデメリットがあります。

タイピング時に手の移動があると、腕や肩が疲れるだけでなく、無理な姿勢でタイピングをすると腱鞘炎の原因にもなりかねません。

手が小さい方がゲーミングキーボードを選ぶ際のポイント

キーキャップとキーピッチが小さいキーボードを選ぼう

当たり前ですが、タイピング時の指の移動距離は、キーキャップのサイズで決まってきます。一つ一つのキーキャップが大きければタイピングミスは減りますが、同時に指の移動距離が大きくなってしまいます。

また、キーの配置を決める「キーピッチ(キースイッチの真ん中から真ん中の距離)」が短い、つまりキーの間隔が詰まったゲーミングキーボードは、それだけ移動距離が短くなるので手が小さい方に最適です。

キーキャップのサイズとキーピッチは相互関係にありますし、キーキャップが大きくてもキーピッチが小さいモデル、逆にキーキャップは小さいけれどキーピッチは小さくないモデルもあります。

このあたりは、実際にキーピッチが小さいゲーミングキーボードをいくつか試してみて、身体に合うキーピッチを探してみるのがベストです。

キーキャップとキーピッチを調べるのが面倒な場合は、キーボードサイズでチェックするのが簡単です。同じキーレイアウトで、キーボードサイズが明らかに小さいゲーミングキーボードなら、キーキャップとキーピッチが小さいことが多くなります。

ただし、フルサイズキーボードと60%レイアウトなどのコンパクトサイズキーボードではサイズが違うのが当然なので、必ず同じレイアウトのキーボード同士で比較しましょう。

ロープロファイル(低背)キーボードもオススメ

ゲーミングキーボードには、キーキャップの背が高いモデルと、背が低い(ロープロファイル:低背)モデルがあります。

手が小さい方は、指が短いだけでなく手のひらも小さいですから、手首から指の付け根までの距離も短くなります。

手首から指の付け根までが短いと、背が高いゲーミングキーボードだと、キーボードに対して腕を浮かせてタイピングする必要が出てくるため、タイピングが辛くなってしまいます。

そういう方は、ロープロファイルのゲーミングキーボードを試してみましょう。ロープロファイルのゲーミングキーボードの場合、キーを押し込む距離も短くなるので、タイピングが楽になります。

コンパクトレイアウトのキーボードを選ぶのもアリ

キーボードのレイアウトは、キー数によって、

  1. フルサイズ
  2. テンキーレス
  3. コンパクト(キー数が60%など)

などがあります。

フルサイズとテンキーレスはテンキーの有無だけなので、手の大きさには影響がないですが、コンパクトサイズキーボードの場合、数字列を排除するレイアウトのものもあります。

通常のキーボードよりも1行少ないレイアウトの場合、数字を打ち込むのにFnキーを使うことにはなりますが、指を1行分遠くまで移動させなくても良いので、ての小さいかたにとっては使いやすい可能性があります。

無理にゲーミングキーボードに拘らないのも大事

ゲーミングキーボードというジャンルで言うと、大きなサイズのメカニカルキーボードがメインになってきますが、キーボード全体で見れば、キーピッチが狭いキーボードはいくらでもあります。

ゲーミングキーボードのタイピング感や入力性能は確かに捨て難いですが、タイピングがしづらかったり、身体が痛くなるようなキーボードでゲームをしても楽しくないですから、敢えてゲーミングキーボードではない選択肢も考慮に入れるのも大事です。

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