ゲーミングキーボードは有線式・無線式、どちらが良い? thumbnail

ゲーミングキーボードは有線式・無線式、どちらが良い?

同じゲーミングキーボードでも、使い勝手やゲームプレイに大きく影響を当たるのが接続方式。有線式・無線式、それぞれのメリット・デメリットを比較してどちらを選ぶのがベストなのかを解説します。

有線式ゲーミングキーボードのメリットとデメリット

有線式のゲーミングキーボードには以下のようなメリットがあります。

  1. 反応速度が速い
  2. 入力が安定性が高い
  3. 価格が安い

プレイ面で大きいのが反応速度が速く安定しているという点でしょう。有線式は物理的にPCやゲーム機と接続をしているため、遅延がほとんどありません。これはFPSや格闘ゲームでは大きな差になります。

一方で、有線式のゲーミングキーボードにもデメリットがあります。

  1. ケーブルが邪魔になる
  2. デスク周りがケーブルでごちゃごちゃする
  3. ケーブルが破断するリスクがある

という点です。物理的なケーブルがあるため、デスク上のレイアウトにも制限があります。例えば、本体とキーボードの距離は2m程度の範囲内になるため、寝転んでゲームをプレイしたりするのは不向きです。

また、接続方法が有線のみの場合は、ケーブルが破断すると修理する以外に使う方法がありません。

無線式ゲーミングキーボードのメリットとデメリット

続いて、無線式ゲーミングキーボードのメリットとデメリットを見てみましょう。

まずはメリットですが、

  1. レイアウトの自由度が高い
  2. ケーブルがないため、デスク周りがスッキリする
  3. 持ち運びが簡単

という点でしょう。特に大きいのがレイアウト面で、ゲーミングPCをどこに置くか、ディスプレイをどう配置するかなど、デスク上のレイアウトの悩みがほぼゼロになると言っても過言ではありません。

一方で、無線式ゲーミングキーボードのデメリットは、

  1. 反応速度が遅い可能性がある
  2. 安定性が低い可能性がある
  3. 価格が高い
  4. バッテリー駆動のため、充電や電池交換が必要
  5. 対応するPC、ゲーム機によって互換性が異なる

という点です。意外とデメリットが多くあります。

ゲームプレイ面で一番大きいのが反応速度と安定性です。無線式の場合、物理的に接続する有線式よりも通信速度が遅れることがある(キーボードや設定による)点、そして無線機機が多い環境などでは通信が安定しないことがあります。

これはキー入力が重要なゲームでは大きなハンデになります。また、互換性という点でも、PCではほぼ問題ないですが、ゲーム機で使う場合は互換性がないと認識すらしないこともあります。

意外と重要なのが電源問題。最近の無線式ゲーミングキーボードはほとんどがバッテリー式ですが、バッテリーは使っていると必ず劣化をするため、バッテリーが劣化したゲーミングキーボードは頻繁に充電が必要になります。

頻繁に充電をしなくてはならなくなると「無線式ゲーミングキーボードなのに、実際には充電のためにほぼ有線で繋いでる」ということもあります。

その意味では、モバイルをしない、デスクの上で据え置きというケースでは、敢えて無線式ゲーミングキーボードを選ぶメリットはあまりありません。

どちらを選ぶべきか?

それでは、実際にどちらのゲーミングキーボードを選ぶべきなのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

比較 有線式ゲーミングキーボード 無線式ゲーミングキーボード
メリット 反応速度が速い
入力が安定性が高い
価格が安い
レイアウトの自由度が高い
ケーブルがないため、デスク周りがスッキリする
持ち運びが簡単
デメリット ケーブルが邪魔になる
デスク周りがケーブルでごちゃごちゃする
ケーブルが破断するリスクがある
反応速度が遅い可能性がある
安定性が低い可能性がある
価格が高い
バッテリー駆動のため、充電や電池交換が必要
対応するPC、ゲーム機によって互換性が異なる

こうして比較してみると、意外と一長一短ということがわかります。

用途で考えると、デスク上でゲーミングPCでプレイするなら有線式でも問題ありませんし、デスクレイアウトにこだわらないのであれば、反応速度と安定性という点が勝ります。

ただし、レイアウトにこだわりがあったり制限がある(狭い、取り回しができないなど)場合や、外出先でも同じキーボードを使いたい場合は無線式ゲーミングキーボードの強みがいきます。

どちらにするかは使い方次第な部分も大きいので、自分のスタイルに合った方式を選ぶのがベストです。

新着記事