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キーボード・アームのメリットとデメリット

ディスプレイアームに似たキーボード用の拡張アクセサリであるキーボード・アーム。キーボード・アームとは何か、キーボード・アームのメリットとデメリット、選び方をまとめました。

キーボード・アームとは?

キーボード・アームは、キーボードを置くためのアーム式のキーボードスタンドです。簡単に言えば、ディスプレイアームのキーボード版です。

キーボード・アームのメリット

ディスプレイ、デスク、チェアの距離に関係なく、適切な姿勢でタイピングが出来るようになるのが最大のメリットです。

例えば、PCデスクのサイズが小さい場合、ディスプレイサイズを大きくしてディスプレイとの距離を取ろうと思っても、デスクの奥行き以上に下がることが出来ません。

キーボード・アームを使うことで、デスクのスペースとは関係なく、ディスプレイと適切な距離を取りつつ、キーボードは自分が打ちやすいところに置くことが出来ます。

高さ調整がしやすいというのもキーボード・アームのメリットの一つ。通常キーボードを置く高さは、デスクの高さ、キーボードの高さ、ノートPCならノートPCの厚みで決まってきてしまいますが、キーボードアームを使うことで、キーボードの高さを自由に出来ます。

ゲーミングチェアなどのアームレストがあるチェアと肩から腕、手首、手までの負担を軽減させることが出来ます。

キーボード・アームのデメリット

キーボード・アームの最大のデメリットは、アームを設置する分デスクスペースが余計に必要になることです。

デスクよりも手前にキーボードアームを設置すれば、必然的に椅子を後ろに引くことになるので、デスクスペースの奥行きが追加で必要です。デスクの下にアームを伸ばす場合も、デスクのタイプによってはデスクの高さをあげる必要があるため、高さの制限があるデスクでは使えないなどの制限があります。

キーボード・アームにはどんな種類がある?

キーボード・アームには大きく分けて、3つの種類があります。

  1. チェアに取り付けるタイプ
  2. デスクに取り付けるタイプ
  3. 壁に取り付けるタイプ

どれも一長一短ですが、主流はデスクに取り付けるタイプで、イメージとしてはデスクにキーボード用の引き出しを追加する形です。

チェアに取り付けるタイプは、デスク・ディスプレイとの距離を自由に出来る点がメリットですが、チェアによって取り付けが出来る・出来ないがあるのがデメリットでしょう。

壁に取り付けるタイプは主にサーバーなどの業務用で使われることが多いタイプで、壁に穴を開けるため取り付けに難があるのと、壁からの距離以外でレイアウトが出来ないのがデメリットです。

キーボード・アームを選ぶ際のポイント

実際にキーボード・アームを買うとなった時に、選ぶ際のポイントはただ一つ「今のデスク・レイアウトで距離を自由自在に出来る製品」を選ぶという点です。

デスクで仕事や作業をする際は、ディスプレイのサイズが変わったり、キーボードのサイズが変わったり、デスクトップPCからノートPCに変わったりと環境の変化があります。

キーボードアームに自由度があると、そのレイアウトに合わせてキーボードの置き場所を適切に調整が出来るため、長く使うことが出来ます。

その意味では、チェアに取り付けタイプか、デスクに取り付けタイプで、アームの伸び幅が広く、上下に可動域があるキーボード・アームを選ぶのがベスト。

価格はアームなのに1万円ほどする高価な買い物にはなりますが、適切な姿勢でタイピングをすることは生産性や身体の痛みの軽減にも繋がるので、先行投資と思えば高くはありません。

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