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ロープロファイル(低背)メカニカルキーボードのメリット・デメリット

ここ数年で各社がラインアップを拡充しているのが「ロープロファイル(低背)」のメカニカルキーボード。その特徴とメリット・デメリットをまとめました。

ロープロファイル(低背)のメカニカルキーボードとは?

キーボードの高さ(背)が低いメカニカルキーボードです。

一般的にメカニカルキーボード(ノーマルプロファイル)は、メカニカルスイッチの影響で本体の高さが高くなってしまいます。この逆である低背なキーボードをロープロファイルキーボードと呼ぶわけです。

低背のメカニカルキーボードは種類としては少ないですが、値段もそこまで高くなく、メカニカルキーボードの標準的な価格帯で販売されているため、一部で人気のあるメカニカルキーボードでもあります。

ロープロファイル(低背)メカニカルキーボードはどう違う?メリットは?

身体への負荷が少ない

ロープロファイル(低背)メカニカルキーボードが一部で人気なのは、主にタイピング時の身体への負荷が少ないためです。

通常プロファイルのメカニカルキーボードは、キースイッチと、キーストロークの高さを確保するために、どうしてもキーボード全体の高さが高くなってしまいます。キーが高くなると手首を上げた状態でタイピングをするため、慣れていないと身体の痛みやタイピングの違和感に繋がります。

背の低いロープロファイルであれば、メンブレンなどの通常のキーボードに近い感覚でタイピングをすることが出来ます。

リストレスト・アームレストが不要

背が高いメカニカルキーボードでは、手首や型の痛みを軽減させるために、リストレスト・アームレストを使うユーザーも多いでしょう。ロープロファイルであれば、リストレスト・アームレストは不要なことが多いでしょう。

ロープロファイルであれば、アームレストがなくても違和感なく使うことが出来るため、デスクスペースのレイアウトの自由度も上がり、タイピングの自由度が上がります。

タイピングが軽い

メカニカルスイッチはどうしてもキーストロークが深いため、軸によってはタイピングが重く(遠く)感じてしまいます。

しかし、ロープロファイルのメカニカルキーボードは、専用のロープロファイル向けのスイッチを搭載しているので、しっかりとキーストロークを短くすることが出来ます。これにより、タイピングが軽く感じます。

ロープロファイル(低背)メカニカルキーボードのデメリットは?

メカニカル感が減ってしまう

本来、メカニカルキーボードは独特なスイッチ感が楽しいキーボードです。それをロープロファイルにしてしまうことで、メカニカルキーボードらしい、クリック感、タッチ感はどうしても薄れてしまいます。

「メカニカルキーボードらしさが減ってしまう」というのは、ロープロファイル(低背)メカニカルキーボードのデメリットと言えます。ロープロファイルにするくらいなら、最初からメンブレンなどの普通のキーボードにすれば良いという声もあるほどですが、そこは好みの問題でしょう。

この辺りは、メーカーも改良を続けていて、最近ではロープロファイルでもメカニカル感をしっかり出したキーボードも登場しています。

日本語配列の製品やスイッチ軸の選択肢が少ない

ロープロファイルのメカニカルキーボードはまだまだマイナーな存在のため、そもそも製品の選択肢も多くなく、英語配列の製品がメイン。日本人ユーザーのほとんどが利用している「日本語配列」に対応するのも大手メーカーだけになります。

種類が少ないが故にメカニカルキーボード選びの重要なポイントであるスイッチ軸の選択肢も少なく、交換用キーキャップの種類もほとんどないため、カスタマイズ性が低いのもデメリットと言えます。

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