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磁石式メカニカルキーボードとは何か。メリットとデメリット

メカニカルキーボードの新しい形として注目されているのが「磁石式メカニカルキーボード」。磁石式とはどう仕組みなのか、メリット・デメリットをまとめました。

ベース基盤とスイッチが分離しているキーボード

メカニカルキーボードでは、通常キースイッチをベース基盤に半田付けするか、ホットスワップ式なら基盤に嵌め込むことで、スイッチがPCなどと通信することが出来ます。

一方で、磁石式キーボードの場合、キースイッチと土台となるパーツが一体化して磁石でベース基盤に貼り付ける形。

磁石式メカニカルキーボードのメリット

レイアウトを自由に出来る

磁石式キーボードの場合、キースイッチが取り付けるベースは基盤のどこでもキー入力を感知出来るため、レイアウトを自由に設定することが出来ます。

自分の手の大きさに合わせてレイアウトを変えたり、使用する環境よってレイアウトを変えれば、仕事モード、ゲームモードなど、一つのキーボードで自由な使い分けが可能になります。

キースイッチの修理が容易

磁石式メカニカルキーボードの場合、キースイッチは完全に独立しているので、どれかのスイッチに不具合が出たとしても、スイッチ単体で修理すればOK。

製品にもよりますが、キースイッチの台はソケット式になっているものが多いため、簡単にキースイッチの交換が出来ます。

磁石式メカニカルキーボードのデメリット

使用方法に制限がある

磁石式メカニカルキーボードは新しいタイプのキーボードなので、対応するOSや認識させることが出来るレイアウトに制限があることがあります。

このあたりは、対応するソフトウェアの開発が進めばデメリットにはならなくなるかと思いますが、現状ではまだまだ通常のメカニカルキーボードと同じ感覚で使うのは難しいかもしれません。

本体が高額

磁石式メカニカルキーボードは特殊なパーツで構成されているため、通常のメカニカルキーボードと比較しても値段が高くなります。

メカニカルキーボードでは高いものでは3万円くらいが最高ですが、磁石式メカニカルキーボードの場合は5万円くらいするものも。

キーボード単体でPCやタブレットが買えるくらいの値段と考えると、デメリットになってしまうでしょう。

修理パーツが専用のものになる

汎用的なメカニカルキーボードであれば、Cherry MXキースイッチなどを入手すれば、半田付けでDIYで修理や改造をすることも可能ですが、磁石式メカニカルキーボードはベース基盤とキースイッチ台が特殊なもののため、専用の修理パーツが必須です。

メーカーが長い間補修パーツを提供してくれれば良いですが、補修パーツが入手できなくなると使えなくなってしまうリスクがあります。

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